Season 9, Episode 169 · ウェンズデイ・ホリデイ | WEDNESDAY HOLIDAY
#169「『獲れた』と『獲った』のあいだ。数字で測れない成果の哲学」(ゲスト:狩猟家・黒田未来雄)
12 Aug 2026 · 40 min
Episode notes
◆#169「『獲れた』と『獲った』のあいだ。数字で測れない成果の哲学」(ゲスト:狩猟家・黒田未来雄)概要 #169のゲストは、狩猟家の黒田未来雄(くろだ・みきお)さん。今回は「成果」をテーマに、自然と向き合う狩猟の世界に迫ります。 売上、利益、KPI。現代のビジネスでは、さまざまな成果が数字で表されます。しかし、自然を相手にする狩猟の世界では、目に見えるものだけが成果とはかぎりません。黒田さんは、狩猟でもっとも難しいのは「撃つこと」ではなく「撃たないこと」だと語ります。目の前に獲物が現れても、状況を冷静に見極め、あえて引き金を引かない。あるいは、一頭も獲れなかった日の行動を振り返り、次の狩りにつながる気づきを得る。獲物を得られたかどうかだけでなく、そこから何を学び、次にどう生かすかも、黒田さんにとって大切な成果なのです。 また、「獲れた獲物と獲った獲物は違う」という言葉からも、黒田さんの哲学が垣間見えます。偶然目の前に現れた獲物を仕留めた場合と、動物の行動を読み、先回りし、自ら組み立てた狩りの末に仕留めた場合とでは、結果は同じ一頭でも、自分のなかに残る手応えはまったく異なるといいます。 数字では測れない成果とは何か。狩猟という営みを通して、結果だけにとらわれず、過程や学びに目を向けること、そして自分なりの評価軸を持って働くことについて考えます。 ◆リスナーのみなさまへお願い…
Podcast
ウェンズデイ・ホリデイ | WEDNESDAY HOLIDAY
▼番組のフォロー・評価をお願いします フリーアナウンサーの堀井美香さんがホストとなり、毎回さまざまなゲストを迎えて、「よく働くってなんだろう?」を問いのテーマに、個人の働き方や、組織やチームのあり方、仕事を通じた社会との関わり方に至るまでをゆるやかに語る約30分のトークプログラム。配信は、毎週水曜日午後5時頃です。 ▼ゲストへの質問・番組への感想はこちら ウェンホリでは、ゲストへの質問や番組への感想を募集しています。現在募集しているテーマについて下記フォームよりメッセージをお待ちしています。番組でご紹介された方には、オリジナルステッカーをプレゼント! https://forms.gle/q
More from ウェンズデイ・ホリデイ | WEDNESDAY HOLIDAY All episodes →
-
S174 · E9 · 16 Sep 2026 · 30 min
#174「極限の山で、素直な自分に戻る。地球のてっぺんで見つけた、ありのままで生きるヒント」(ゲスト:登山家・渡邊直子)
◆#174「極限の山で、素直な自分に戻る。地球のてっぺんで見つけた、ありのままで生きるヒント」(ゲスト:登山家・渡邊直子)概要 #174のゲストは、前回に引き続き、登山家の渡邊直子さん。今回も「辛いと幸せ」をテーマに話します。 日本人女性としてはじめて8,000m峰14座の登頂を果たした渡邊さん。そんな彼女にとってヒマラヤは、「極限に挑む場所」であると同時に、「自分を好きになり、素直に戻れる場所」でもあるといいます。人目を気にして本音を飲み込み、すり減ってしまいがちな日常から離れ、現地のシェルパたちと他愛もない会話を交わす。互いを受け入れながら山を登る時間のなかで、渡邊さんは固定観念にとらわれず、目の前の出来事を柔軟に受け止める感覚を培ってきました。 そうした山での経験は、看護師として働く日々にも通じています。臨機応変な判断が求められる医療の現場と登山に共通するのは、どちらもマニュアル通りには進まないということ。目標だけに縛られず、そのとき目の前にある状況と向き合い、正解のないなかで最善を尽くす。その姿勢は、山でも病院でも変わりません。 大自然と命の現場に向き合ってきた彼女の言葉は、忙しい毎日を生きる私たちの心を、少し軽くしてくれるはずです。 ◆リスナーのみなさまへお願い 今回のエピソードがおもしろかった、学びがあったという方は、ぜひ番組概要欄からフォロー&評価をお願いします!…
-
S9 · E173 · 9 Sep 2026 · 36 min
#173「ヒマラヤは、私にとって居酒屋です。登山家・渡邊直子さんが語る、辛さと幸せ」(ゲスト:登山家・渡邊直子)
◆#173「ヒマラヤは、私にとって居酒屋です。登山家・渡邊直子さんが語る、辛さと幸せ」(ゲスト:登山家・渡邊直子)概要 #173のゲストは、登山家の渡邊直子さん。今回は「つらさと幸せ」をテーマに話を伺います。 世界に14座ある8000メートル峰をすべて登頂した、日本人女性初の登山家。そう聞くと、ひたすら頂を目指すストイックな姿を思い浮かべるかもしれません。しかし、現役の看護師でもある渡邊さんが語るヒマラヤの魅力は、どこか軽やかです。 渡邊さんにとってヒマラヤは、苦しさに耐え、記録を手にするためだけの場所ではありません。現地での出会いや会話を楽しむ、居酒屋のような場所。たとえ登頂できたとしても、遠征そのものが楽しくなければ「登らなければよかった」と思うこともあるといいます。 水産学を学んだ後、看護師の道を選び、自ら働いて資金をつくりながら山へ通い続けてきた渡邊さん。その歩みには、「本当に好きなことを楽しみたい」という揺るぎない軸があります。成果やプレッシャーに追われるのではなく、プロセスそのものを味わう。厳しい登りさえ、楽しい時間の一部として受け止める渡邊さんの眼差しは、日々目標や成果に追われる私たちに、本当の充実とは何かを問いかけます。 ◆リスナーのみなさまへお願い 今回のエピソードがおもしろかった、学びがあったという方は、ぜひ番組概要欄からフォロー&評価をお願いします!…
-
S9 · E172 · 2 Sep 2026 · 28 min
#172「『夫婦』という枠を飛び越えて。多様化するパートナーシップと働き方のゆくえ」(ゲスト:文芸評論家・三宅香帆)
◆#172「『夫婦』という枠を飛び越えて。多様化するパートナーシップと働き方のゆくえ」(ゲスト:文芸評論家・三宅香帆)概要 #172のゲストは、前回に引き続き文芸評論家・三宅香帆さん。後編でも、新刊『「夫婦」不在社会』を手がかりに、変わりゆくパートナーシップと働き方について考えます。 男性が外で働き、女性が家庭を守る。かつて当たり前とされた夫婦の役割分担は、いま大きく様変わりしています。物語の世界を見渡してみても、いまや「結婚や恋愛」だけを前提としない関係性が数多く描かれるようになりました。同性同士、婚姻関係にない二人、あるいはシェアハウスで暮らしをともにする人々。生活を支え合う関係のグラデーションは、私たちが思う以上に豊かです。 自分らしい生活と働き方を、誰と、どのように分かち合っていくのか。多様な物語と実感を通して、これからの関係性をゆっくり考えていきます。 ◆リスナーのみなさまへお願い 今回のエピソードがおもしろかった、学びがあったという方は、ぜひ番組概要欄からフォロー&評価をお願いします!また各SNSで #ウェンホリ のハッシュタグをつけて感想や意見を聞かせてください。フォームからのお便りもどしどしお待ちしています。継続的に番組を運営していくうえで、みなさんの声が指針になります!…
-
S9 · E171 · 26 Aug 2026 · 34 min
#171「エンタメが描いてきた理想の家族とは?三宅香帆さんと深掘る、パートナーシップと働き方の変遷」(ゲスト:文芸評論家・三宅香帆)
◆#171「エンタメが描いてきた理想の家族とは?三宅香帆さんと深掘る、パートナーシップと働き方の変遷」(ゲスト:文芸評論家・三宅香帆)概要 #171のゲストは、文芸評論家・三宅香帆さん。今回は新刊『「夫婦」不在社会』を手がかりに、パートナーシップと働き方の関係について考えます。 かつてのドラマやアニメには、外で働く父親と家庭を守る母親という姿が多く描かれてきました。向田邦子作品に見られる昭和のホームドラマ、朝ドラ、『サザエさん』や『クレヨンしんちゃん』。印象的なのは、物語が単に時代を映すだけではなく、私たちが「こんな暮らしがいい」「こういう家族になりたい」と思うためのモデルにもなってきた、ということ。堀井さん自身も、共働きで忙しく働く母親を見て育ちながら、家庭で子どもを迎える母親像に憧れた経験を語ります。 また、夫婦のあり方は、企業の働き方とも切り離せません。高度経済成長期以降の日本企業は、転勤や単身赴任、長時間労働、終身雇用といった仕組みの上に成り立ってきました。その背景には、家庭のことを引き受ける専業主婦の存在が、ある種の「無償のインフラ」として前提にされていた面があります。夫が全国へ異動し、長時間働くことができたのも、家事や子育て、地域とのつながりを担う配偶者がいることが想定されていたからです。…
-
S9 · E170 · 19 Aug 2026 · 34 min
#170「逆風を味方に。不確かな時代をしなやかに生き抜く、狩猟家のサバイバル術」(ゲスト:狩猟家・黒田未来雄)
◆#170「逆風を味方に。不確かな時代をしなやかに生き抜く、狩猟家のサバイバル術」(ゲスト:狩猟家・黒田未来雄)概要 #170のゲストは、前回に引き続き、狩猟家の黒田未来雄さん。後編でも「成果」をテーマに、不確実な世界への向き合い方に迫ります。 何一つとして人間の思い通りにならない自然界。しかし黒田さんは、「コントロールできない不確かさがあるからこそ、臨機応変な判断が求められ、やりがいが生まれる」と語ります。 また、ビジネスや人生において向かい風といえば、障害や逆境のたとえとして使われますが、狩猟の世界では最もありがたい恵みだとか。追い風が吹けば、人間の体臭が獲物のいる方向へ流れ、気配を察知されて逃げられてしまう。逆風のときこそ、自分の存在を消し、目標に近づけるのです。この視点は、困難に直面したとき、私たちの発想を裏返してくれます。…
-
S9 · E168 · 5 Aug 2026 · 38 min
#168「ルールが変われば、組織も変わる。現場からはじめるルールメイキングのススメ」(ゲスト:法律家/弁護士・水野祐)
◆#168「ルールが変われば、組織も変わる。現場からはじめるルールメイキングのススメ」(ゲスト:法律家/弁護士・水野祐)概要 #168のゲストは、前編に引き続き法律家・弁護士の水野祐さん。 後編では、組織には秩序や安全性を守るための「統制のルール」と、人の創造性や主体性を引き出す「創造のルール」があるという考え方を伺いました。後編では議論をさらに一歩進め、「ルールは誰かに与えられるものではなく、自分たちでつくり、育てていくもの」という視点からルールメイキングの実践について考えていきます。 水野さんは、いいルールとは「守らされるもの」ではなく、そこにいる人たちが納得感を持ち、仕事に集中できたり、より自由に挑戦できたりするものだと語ります。ルールは人を縛るためだけに存在するのではなく、メンバーが安心して力を発揮するための「道具」でもあるのです。 では、職場のルールを変えたいと思ったら、何からはじめればいいのでしょうか。水野さんはまず「そのルールはなぜ存在するのか」を知ることが大切だと言います。次に、自分が感じている違和感を周囲と共有し、それが自分だけの感覚なのか、多くの人が同じように感じているのかを確かめる。そのうえで、いきなり大きく変えるのではなく、小さく試してみることが重要だと話します。…
-
S9 · E167 · 29 Jul 2026 · 36 min
#167「なぜ私たちは慣習に縛られてしまうのか? 弁護士・水野祐さんと考えるルールのあり方」(ゲスト:法律家/弁護士・水野祐)
◆#167「なぜ私たちは慣習に縛られてしまうのか? 弁護士・水野祐さんと考えるルールのあり方」(ゲスト:法律家/弁護士・水野祐)概要 #167のゲストは、法律家・弁護士の水野祐(みずの・たすく)さん。今回は「いい仕事は、いいルールから」をテーマに、働くうえで欠かせないルールのあり方について考えます。 「ルール」と聞くと、「縛られるもの」「守らなければならないもの」というイメージを抱きがちです。しかし本来、ルールは人や組織がよりよく働くための手段であり、時代や環境の変化に合わせて見直されるべきものでもあります。 水野さんは、ルールにはリスクを防ぎ秩序を守る「統制のルール」と、挑戦や対話、創造性を後押しする「創造のルール」があると語ります。一方で、日本の組織では前者ばかりが重視され、目的を失った慣習や暗黙の了解が、そのまま残り続けているケースも少なくありません。 なぜルールは形骸化してしまうのでしょうか。そして、組織や働き方をよりよくするために、どのようなルールが求められるのでしょうか。ルールを「守るもの」ではなく「デザインするもの」と捉え直しながら考えます。 シーズン9のスタート、今シーズンもリラックスしてお聴きくださいね。 ◆リスナーのみなさまへお願い 今回のエピソードがおもしろかった、学びがあったという方は、ぜひ番組概要欄からフォロー&評価をお願いします! また各SNSで…
-
S9 · E1 · 22 Jul 2026 · 14 min
#特別編 「WEDNESDAY HOLIDAY」シーズン9がスタートします!
◆#特別編 「WEDNESDAY HOLIDAY」シーズン9がスタートします! みなさん、暑い夏をいかがお過ごしですか。 いよいよ来週7月29日(水)からシーズン9がスタートします。 今回は、シーズン8の振り返りと、現時点で決まっているシーズン9のゲストのみなさんをご紹介します。 詳細はぜひ本編でご確認ください! 今シーズンもウェンホリをお楽しみに! ◆リスナーのみなさまへお願い 今回のエピソードがおもしろかった、学びがあったという方は、ぜひ番組概要欄からフォロー&評価をお願いします! また各SNSで #ウェンホリ のハッシュタグをつけて感想や意見を聞かせてください。フォームからのお便りもどしどしお待ちしています。継続的に番組を運営していくうえで、みなさんの声が指針になります! Podcast「WEDNESDAY HOLIDAY」お便り受付フォーム…
-
S8 · E166 · 24 Jun 2026 · 32 min
#166「おばあちゃんになっても変わらず『ゆとたわ』を。会社員と個人活動を通じて見えてきた輪郭」(ゲスト:ゆとりっ娘たちのたわごと・かりん、ほのか)
◆#166「おばあちゃんになっても変わらず『ゆとたわ』を。会社員と個人活動を通じて見えてきた輪郭」(ゲスト:ゆとりっ娘たちのたわごと・かりん、ほのか)概要 #166のゲストは、前回に引き続き『ゆとりっ娘たちのたわごと』のかりんさんとほのかさん。後編も「会社の看板×個人の看板」をテーマに、会社員として働くことの価値や個人活動との向き合い方について話します。 会社に所属することで自分一人では出会えない人と仕事ができたり、大きなプロジェクトに携われたりする一方で、「それは本当に自分の実力なのか」と戸惑う瞬間も。ほのかさんは、交流会で名刺を切らしてしまった経験を振り返り、「会社名や肩書きなしで自分を説明しようとすると何も話せなくなった」と語ります。会社という看板は大きな支えであると同時に、自分自身の輪郭を考えさせられる存在でもあるようです。 一方で、『ゆとたわ』のような個人活動には、会社とは異なる自由さがあります。数字や成果を追い続ける必要はなく、自分たちが本当に話したいことを好きなように話せる。とはいえ、企画や運営、請求処理など、本来であれば会社の専門部署が担うような仕事も自分たちで行わなければなりません。だからこそ、会社と個人活動を並行することで、それぞれのよさを実感できていると語ります。…
-
S8 · E165 · 17 Jun 2026 · 39 min
#165「会社の看板×個人の看板。二つの居場所が育てる、自分らしい働き方」(ゲスト:ゆとりっ娘たちのたわごと・かりん、ほのか)
◆#165「会社の看板×個人の看板。二つの居場所が育てる、自分らしい働き方」(ゲスト:ゆとりっ娘たちのたわごと・かりん、ほのか)概要 #165のゲストは、大人気ポッドキャスト『ゆとりっ娘たちのたわごと』のパーソナリティを務める、かりんさんとほのかさん。 今回は「会社の看板、個人の看板」をテーマに、会社員として働きながら約10年にわたってポッドキャストを続けてきたお二人に、仕事とライフワークの関係について伺います。 まだポッドキャストが広く知られていなかった2017年にスタートした『ゆとたわ』。今でこそ累計800万再生を超える人気番組となっていますが、そのはじまりは純粋な趣味としてはじまったといいます。 印象的なのは、「好きなことを続けたい」という思いから、あえて大きな目標を設定しなかったこと。それよりも大切にしていたのは、仕事でもプライベートでもない“サードプレイス”として『ゆとたわ』を続けることでした。また、『ゆとたわ』を通じて、自分でも知らなかった一面に気づき、それが仕事にも良い影響を与えていると語ります。 会社員としての自分と、一人の人間としての自分。その両方を行き来するなかで、自分らしい働き方や価値観が少しずつ形づくられていく。何かを大きくするためではなく、ただ好きだから続ける。そんな場所がひとつあるだけで、人は少し自由に働けるのかもしれません。…
