14 Oct 2026 · 39 minNew
#177「同じ職場にいるだけでは仲間になれない。人類学からひもとく、他者と働く」(ゲスト:人類学者・磯野真穂)
◆#177「同じ職場にいるだけでは仲間になれない。人類学からひもとく、他者と働く」(ゲスト:人類学者・磯野真穂)概要 #177のゲストは、人類学者の磯野真穂さん。AIと働くことが当たり前になりつつある今、あらためて「他者と働く」ことの意味を考えます。誰かがいるから心強い。けれど、誰かがいるから面倒なことも増える。そんな働く人同士の関係を、人類学の視点からひもときます。 そもそも、私たちは何をもって相手を「仲間」と感じるのでしょうか。同じ場所で苦楽を共にすることが大切なら、満員電車の乗客同士にも仲間意識が芽生えていいはず。しかし、実際はそうではありません。一方で、バラバラだったクラスが、おそろいのTシャツを着た途端にまとまることも。共通の目標やシンボル、共に囲む食卓。人がつながる仕組みをたどると、親密さがどのように生まれるのかがぼんやりと見えてきます。 仕事のやりやすさも単なる相性の問題だけでは片づけられません。磯野さんはかつて、長年支えてくれたパートナーから「もう一緒にできない」と告げられた経験から、依頼のあり方を大きく直したといいます。「曖昧に投げない」「突然、短納期で頼まない」。自分のペースを押し付けるのではなく、相手にとっての働きやすさを模索する。「この人と働き続けたい」という思いが、自らのスタイルを変えるきっかけになりました。…






